健康で文化的な最低限度の生活~現役CWによる解説ブログ~

火9ドラマ「健康で文化的な最低限度の生活」を現役CWが解説するブログです

火9放送予定ドラマ「健康で文化的な最低限度の生活」を現役CWが解説します。

生活保護って知ってますか?

 

生活保護と聞いて、「生存権」、「憲法25条」もしくは「すべて国民は、健康で

文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。」という一文を思い浮かべる方が

多いのではないでしょうか。ネットスラングに精通した方は「ナマポ」という

言葉のほうが聴き覚えがあるかもしれません。

 

しかし、生活保護の事を本当の意味で知っている人は殆どいません。ましては

「福祉の最前線」と呼ばれる生活保護の現場で働く「ケースワーカー」なんて

そもそもが存在を知られていません。

 

そんな生活保護ケースワーカーをテーマとした健康で文化的な最低限度の生活

フジテレビ系列でドラマ化されることが決定しました。

 

このニュースに、全国18,183人のケースワーカー達はどんな風に描かれるのか

興味津々、そして戦々恐々しております

 

私は生活保護ケースワーカー4年目になります。

当然ですが公務員です。公務員には守秘義務 - Wikipediaがあります。

本当ならば

「訪問に行ったら・・・が・・・してあって・・・実は・・・だった!」とか

「ある日窓口に・・・が・・・して・・・と・・・が・・・した!」

とか、日々おきる衝撃的な出来事を語りたいところですが、それはできません。

無念です。本当に無念です。

 

そのためこのブログでは、あくまでも一般論として、7月17日から放送される

ドラマの解説を行います。その際はできるだけ、ケースワーカーの武器である

生活保護手帳」及び「生活保護問答集」から、根拠となる条文を説明致します。

そして「いや、本当の現場はこんなんじゃねえから!!」的な批評をさせて

頂きます。むしろこれがやりたくてブログを開設しました。

 

何にしてもドラマ、楽しみにしています。